冷やす
頭痛
頭痛は種類によって対処法が変わります!
頭痛は多くの方を悩ませている、国民病ともいえる症状です。
さまざまな対策をしても改善しない場合は、ケアの方法を間違えているかもしれません。
慢性的な頭痛はおもに
片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の3つに分けられ、各々で対処法が異なります。
こちらのページでは、
頭痛の種類別の特徴やセルフケアの方法を詳しくご紹介しています。
目次
contents
目次
contents
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
頭痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
頭痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
ひとくちに頭痛といっても、一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。
また一次性頭痛は、さらに3つの種類に分けられています。
適切なケアが行えるよう、頭痛の種類をまずはこちらでご確認ください。
頭痛の症状について
頭痛の種類には次のようなものがあります。
頭痛の種類
一次性頭痛
明らかな病気がないにもかかわらず、症状が頻繁に出現する頭痛のことです。
一次性頭痛を一般的に「慢性頭痛」と呼んでいます。
二次性頭痛
医療機関の検査によって、原因が明確になる頭痛のことです。
くも膜下出血、慢性硬膜下血腫、脳出血、脳腫瘍など、脳の異常がおもな原因となり頭痛が生じます。
二次性頭痛は、命にかかわる場合もあるため、医療機関での早期の治療が必要になります。
検査で病気がみつからない一次性頭痛であれば、接骨院・整骨院の施術やセルフケアによって症状の改善・予防が可能です。
一次性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3つの種類に分けられ、症状の特徴も異なります。
片頭痛
若い女性に多い頭痛になります。
症状の特徴は以下の通りです。
・片側のこめかみがズキズキと痛む
・吐き気をともない、嘔吐する場合もある
・光や音など刺激に敏感になる
・閃輝暗点と呼ばれる前兆症状が現れる場合がある
・前かがみや階段の上り下りなど、何気ない日常動作で痛みが悪化する
痛みの継続時間は、4〜72時間ほどとされています。
緊張型頭痛
慢性頭痛の中でもっとも発症数の多い頭痛になります。
働き盛りの年代で起こりやすく、男性よりも女性のほうが患者数が多い傾向にあります。
緊張型頭痛の特徴は以下の通りです。
・頭が締め付けられるように痛む
・後頭部から首の後ろ側に重苦しい感じがある
・首や肩まわりの張り感をともなうケースが多い
片頭痛のように身体を動かして痛みが悪化したり、ズキズキと痛んだりはしません。
群発頭痛
患者数は少なく、まれな頭痛になります。
大多数は若い男性に発症するといわれています。
症状の特徴は以下の通りです。
・片側の目の奥に激痛が生じる
・涙や鼻水、鼻づまりをともなう場合がある
・睡眠中に痛みが起こりやすい
1ヶ月ほど続く「群発期」になると、毎日同じ時間帯に症状が起こります。
一度の発作時間は15分~3時間ほどです。
群発期が終わると、頭痛の症状は落ち着きます。
頭痛の原因
Cause
頭痛の原因
Cause
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の各々の原因は次のようになっています。
片頭痛の原因
脳の血管の拡張により、痛みが生じると考えられています。(はっきりとしたことは分かっていません)
日常生活では、次のような原因が挙げられます。
ストレスからの解放
週末や仕事終わりなど、ストレスから解放されたタイミングで片頭痛は起こりやすくなっています。
リラックス状態になると副交感神経が優位に働き、血管が急に拡張することが要因に考えられています。
食べ物・飲み物
チラミンと呼ばれる物質の影響で、血管が拡張するといわれています。
チーズやサラミ、ソーセージ、ワインなどに多く含まれています。
女性ホルモン
月経時や更年期など、エストロゲンの低下によって脳の血管が拡張し、片頭痛が起こると考えられています。
緊張型頭痛の原因
首や肩まわりの緊張で頭部の血行が悪くなり、痛みが生じると考えられています。
日常では、次のような要因が挙げられます。
心身ストレス
ストレスの影響で、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
交感神経が優位に働くことで筋肉が過度に緊張し、頭痛を引き起こす場合があります。
デスクワーク・スマホの操作
パソコンやスマホの画面を長時間みていると、姿勢を維持するために首や肩まわりの筋肉が強く緊張してしまいます。
また、眼精疲労(目の疲れ、自律神経の乱れ)も緊張型頭痛の原因に考えられています。
群発頭痛の原因
目の奥にある血管の拡張や体内時計の狂いなどが痛みの原因に考えられています。
しかし、群発頭痛のメカニズムは現在のところ解明されていません。
日常では、次のような痛みの引き金が挙げられます。
・過度な飲酒
・喫煙
・生活リズムの乱れ
など
頭痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
頭痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
さまざまな症状
くも膜下出血、脳出血、慢性硬膜下血腫、髄膜炎など脳の病気によって、頭痛が引き起こされている場合があります。
・経験したことのない激しい頭痛
・突然発症した急な痛み
・発熱
・手や足のしびれ、麻痺
・意識障害
上記のような症状(何か異変)がありましたら、速やかに医療機関に行ってください。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
頭痛の対処法
APPROACH
頭痛の対処法
APPROACH
自身の頭痛が片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛のどちらに当てはまるか確認できましたか?
こちらでは、頭痛の種類にあわせた対処法をご紹介していきます。
対処を間違えると痛みが増すことがあるため、注意が必要です。
濡れタオルを当てて、痛みのある箇所を冷やしましょう。
冷やすことで血管の拡張を抑える作用を期待できます。
安静にする
身体を動かすと痛みが悪化する場合があります。
また、片頭痛は刺激にも敏感になるため、痛みがあるときは暗くて静かな部屋で休むようにしてください。
頭痛薬を服用する
痛みが強く、日常生活に支障が出るようであれば、薬を服用して症状を抑えることも大事です。
医療機関で適切な薬を処方してもらいましょう。
温める
蒸しタオルやホットパックを当てて、首や肩のまわりを温めてください。
温めることで筋肉の緊張がゆるみ、頭部への血行も回復していきます。
眼精疲労を感じる場合は、目のまわりを温めることもおすすめです。
ストレッチやマッサージ
筋肉の緊張を緩和するため、首や肩、肩甲骨まわりを重点的にストレッチしてください。
また、後頭部やこめかみなどを指圧することでも、頭痛の軽減を図れます。
▼ストレッチ動画
飲酒や喫煙を控える
群発期は、禁酒・禁煙に努めましょう。
アルコールやタバコによって痛みを誘発する可能性があります。
医療機関に行く
群発頭痛の痛みは非常に強く、自身での対処はむずかしくなっています。
目の奥の激痛が続く際には、速やかに医療機関に行って適切な処置を受けてください。
頭痛の予防法
PREVENTION
頭痛の予防法
PREVENTION
頭痛を再発させないよう、次に挙げる予防を行っておきましょう。
首のストレッチ
頭を横に倒し、側頭部を軽く押すことにより、首の筋肉をストレッチできます。
(右に倒す場合⇨右手で左の側頭部を押す)
20秒を目安に、左右バランス良くストレッチしてください。
肩甲骨のストレッチ
頭の上で左右の手の甲を合わせます。
そこから、手のひらを内側に向けながら肘を曲げていきます。(胸を張り、肩甲骨を内側に寄せるイメージです)
「頭の上で手の甲を合わせる⇨手のひらを内側に向けて肘をおろす」を交互に1分間ほどゆっくり繰り返してください。
デスクワークや車の運転など、同じ姿勢がつづく方は適度に休憩を入れ、首や肩甲骨のストレッチを取り入れましょう。
身体を温める
疲れが溜まり、身体の緊張が強まっている際には、ゆっくりと湯船に浸かりましょう。
入浴にはストレスを軽減する効果が期待できます。
※片頭痛や群発頭痛が起きている時期は、入浴は控えてください。
血管の拡張から、痛みを強める可能性があります。
正しい姿勢を意識する
前のめり姿勢は、首や肩まわりの緊張を強めてしまいます。
頭痛を予防するためには、顎を引いて、軽く胸を張った姿勢を普段から意識しておきましょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
頭痛に対して、接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
頭痛の原因や症状にあわせて、手技や電気療法、鍼灸などを行います。
頭痛は一般的にどれくらいの期間で改善できますか?
数日程度で緩和する場合もあれば、数ヶ月ほどかかる場合もあります。
身体の状態により個人差は大きくなっています。
頭痛のおもな原因は何ですか?
脳の病気がみつからない場合は、首や肩まわりの緊張が頭痛のおもな原因に考えられています。
頭痛は医療機関にも行ったほうがよいですか?
我慢できないほどの痛みがある場合は、薬が有効な場合もあります。
その他不安なことがありましたら、一度医療機関にもご相談ください。
頭痛を改善するために、自分でも何かできますか?
片頭痛は冷やす・安静、緊張型頭痛は温める・ストレッチなどが有効とされています。
片頭痛と緊張型頭痛との違いは何ですか?
片頭痛は「ズキズキと脈打つような痛み」、緊張型頭痛は「頭全体が締め付けられるような痛み」が特徴とされています。
頭痛を予防するためにはどのような方法がありますか?
首や肩まわりのストレッチをはじめ、ストレスをこまめに発散しておくことも大事です。
頭痛に対して、食事はどのような影響がありますか?
血管を拡張するような食事(赤ワイン、チーズなど)は、片頭痛の引き金になる場合があります。
頭痛を予防するために運動は効果ありますか?
はい。
適度な運動はストレスの発散や筋肉の緊張緩和につながるといわれています。
(片頭痛の症状が出ているときは安静にしてください)
ケガでなくとも接骨院・整骨院に行って大丈夫ですか?
はい。
骨折や脱臼、捻挫といった外傷に限らず、さまざまなお悩みに対応しています。
(症状により保険が使えない場合もあります)