安静にする
坐骨神経痛
坐骨神経痛は色々な要因で起こります。
お尻から太もも、足部にかけて痛みやしびれが生じることを「坐骨神経痛」と呼びます。
おもな原因には、加齢にともなう背骨や椎間板の変性が考えられています。
また、仕事や運動で身体に負担がかかると、どなたでも坐骨神経痛が起きる場合があります。
症状の早期改善を目指すには、初期の段階で対処を始めることが必要です。
日常生活に支障が出る場合もあるため、痛みやしびれを放置しないようにしましょう。
こちらのページでは、
坐骨神経痛の改善・予防を目的として、症状の特徴やセルフケアの方法をご紹介します。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか？
TROUBLE
こんなお悩みありませんか？
TROUBLE
ふくらはぎにしびれを感じる
足の痛みで立つことがつらい
足のしびれの原因が不明
安静にしていても違和感がある
坐骨神経痛の対処法を知りたい
すねに冷たい感覚がある
座骨神経痛とは？症状・特徴について
SYMPTOMS
座骨神経痛とは？症状・特徴について
SYMPTOMS
坐骨神経痛とは、身体がどのような状態なのでしょうか？
また、坐骨神経痛の原因は何なのでしょうか？
適切な対処や予防が行えるよう、坐骨神経痛の特徴をみていきましょう。
座骨神経痛の症状について
坐骨神経痛の概要は次のようになっています。
●
坐骨神経痛とは
下半身に痛みやしびれ、麻痺などが生じている状態を「坐骨神経痛」といいます。
何かの病気というわけではなく、腹痛や頭痛と同じように下肢に起きた症状をあらわした言葉になります。
●
坐骨神経痛のメカニズム
何らかの原因で坐骨神経が圧迫、刺激されることにより、坐骨神経痛が生じると考えられています。
坐骨神経は、腰から足にかけて伸びている神経のことで、おもに下肢の運動や感覚に関与しています。
●
坐骨神経痛の症状
痛み・しびれ
坐骨神経の走行に沿ってみられる痛みやしびれが、坐骨神経痛のおもな症状です。
痛みの感じ方や症状が出る部位には、個人差があります。
・太もも裏の筋肉が突っ張るように痛む
・お尻がズキズキと痛む
・ふくらはぎがピリピリとしびれる
など
また、下肢の症状に限らず、腰痛をともなう場合もあります。
熱感・冷感
感覚の伝達に異常が起こることで、下肢全体に灼熱感や冷感を覚えるケースがあります。
歩行障害
神経の圧迫で下肢の筋肉に力が入らず、歩行困難になる場合があります。
排尿障害
重度の神経障害がある際は、尿失禁や頻尿など排尿障害を生じるケースがあります。
極度の筋力低下や排尿障害がみられる場合は、医療機関での治療が必要となる可能性もあります。
坐骨神経痛の原因
Cause
坐骨神経痛の原因
Cause
坐骨神経が圧迫・刺激される原因には、おもに脊柱の異常や筋緊張が挙げられます。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨でクッションの役割をしている椎間板に亀裂が入り、中からゼリー状の髄核が飛び出した状態を「椎間板ヘルニア」といいます。
飛び出た髄核で坐骨神経が圧迫されると、下肢の痛みやしびれにつながる場合があります。
加齢の影響もありますが、長時間の座った姿勢や重労働による負荷が原因となり、若い世代に多い傾向があります。
前かがみの状態だと症状が悪化しやすいことが、ヘルニアの特徴です。
腰部脊柱管狭窄症
背骨の中には、脊髄が通るためのトンネル（脊柱管）があります。
その脊柱管が狭くなり、周辺の坐骨神経を圧迫した状態を「脊柱管狭窄症」といいます。
加齢の影響が強いため、中高年の方に多くなっています。
腰を反らした姿勢や歩行時に症状が悪化しやすいことが、脊柱管狭窄症の特徴です。
お尻の筋肉の緊張（梨状筋症候群）
お尻の深層にある梨状筋が緊張することで、坐骨神経が圧迫される場合があります。
筋肉の緊張により坐骨神経痛が引き起こされた状態を「梨状筋症候群」と呼びます。
梨状筋は骨盤後方に付着している筋肉で、坐骨神経は梨状筋の下を通過しています。
過度な運動（ゴルフや野球など体幹をひねるスポーツ、長距離のランニング）、長時間の座った姿勢などで、梨状筋の柔軟性が低下しやすくなっています。
坐骨神経痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
坐骨神経痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
●
さまざまな病気
次に挙げるような病気から、坐骨神経痛が引き起こされている場合もあります。
・骨盤内のがん
・脊椎、脊髄のがん
・脊椎炎、脊椎カリエス（細菌感染）
・子宮内膜症
・帯状疱疹
などです。
原因によって対処方法が異なる場合があります。
下肢に痛みやしびれなどがみられる際には、まずは医療機関で原因を確認してください。
施術のご案内
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下半身にしびれがある
安静にしても足に違和感がある
立つと痛みを覚える
腰付近の重みを感じる
坐骨神経痛の対処法
APPROACH
坐骨神経痛の対処法
APPROACH
腰部への負担やお尻の緊張から、坐骨神経痛が起こると考えられています。
こちらでは自身で行える坐骨神経痛への対処法をご紹介します。
急性
痛みやしびれが強く出ているときは、安静を心がけてください。
無理に身体を動かすと症状を悪化させる可能性があります。
しかし、安静のしすぎは治癒を遅らせるといわれているため、2、3日を目安に徐々に身体を動かすようにしましょう。
急性
身体を温める
ホットパックやカイロなどを当てて、症状が出ている部位を温めましょう。
血の巡りを良くすることで、しびれや痛みの緩和が期待できます。
また、湯船に浸かることも全身の血流が良くなるため、坐骨神経痛の改善に有効といわれています。
慢性
ストレッチをする
太もも裏側
仰向けに寝て、タオルの中央部分を土踏まずのつま先寄りに引っ掛けます。
膝を伸ばしたまま足を上げていきます。
そこからタオルを軽く手前に引くことで、太もも裏側からふくらはぎの筋肉をストレッチできます。
30秒ほど伸ばしたら、反対側の足も同様に行います。
お尻
椅子に座り、左膝の上に右足のくるぶしを乗せます。
右股関節を開いた状態で上半身を前に倒し、お尻の筋肉を伸ばします。
30秒ほど伸ばしたら、左側のお尻も同様にストレッチします。
▼ストレッチ動画
坐骨神経痛の予防法
PREVENTION
坐骨神経痛の予防法
PREVENTION
坐骨神経痛に悩まないよう、予防に取り組むことも大切です。
01
お尻のセルフマッサージ
仰向けに寝た状態で、お尻の下にテニスや野球のボールを置きます。
そのまま体重を利用して、お尻の筋肉を優しくほぐしてください。
股関節を外側に広げるとお尻の緊張がゆるむため、筋肉のより深部をマッサージできます。
02
ストレッチ・入浴
坐骨神経痛や腰痛になりやすい方は、対処法でご紹介した太ももやお尻のストレッチを継続して行いましょう。
また、疲れが溜まっている際や筋肉の緊張が強まっている際には、ぬるめのお湯にじっくりと浸かり身体を温めることをおすすめします。
03
長時間同じ姿勢をとらない
身体を動かさない時間が続くと、姿勢を維持するために腰部やお尻の筋肉が強く緊張してしまいます。
デスクワークや車の運転なども、1時間を目安に休憩をとってください。
休憩中はこまめに身体を動かすことで、身体が固まらないようにケアしましょう。
よくある質問
Q＆A
よくある質問
Q＆A
Q
坐骨神経とは何ですか？
A
腰から下部分を支配している神経になります。
おもに下半身の感覚や運動に関与しています。
Q
坐骨神経痛の原因は何がありますか？
A
脊柱の病気（椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症）がおもな原因となります。
また、お尻の筋肉が緊張することで、神経痛を起こす場合もあります。
Q
坐骨神経痛はどのような症状がみられますか？
A
お尻、太もも、すね、ふくらはぎ、足、指先にかけて痛みやしびれ、麻痺といった症状がみられます。
Q
坐骨神経痛に対して、接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか？
A
電気療法や鍼灸、手技、運動療法など、状態にあわせた施術を行います。
Q
坐骨神経痛はどれくらいの期間で改善しますか？
A
体質から変えて症状が戻りにくい状態を作るには、2〜3ヶ月ほどの施術が必要です。
しかし、個人差があるため、期間は一概にはいえません。
Q
坐骨神経痛は温めたほうが良いですか？冷やしたほうが良いですか？
A
基本的には温めたほうが良いとされています。
腰部やお尻を中心に症状のある箇所を温めましょう。
Q
坐骨神経痛には、どの部位をストレッチすれば良いですか？
A
腰部やお尻、太もものストレッチが有効とされています。
Q
坐骨神経痛で医療機関に行ったほうが良い症状はありますか？
A
足の強いしびれや力の入りにくさ（歩行困難）、排尿・排泄障害などありましたら、一度医療機関にご相談ください。
Q
坐骨神経痛の予防に運動は必要ですか？
A
はい。
運動不足は筋力や柔軟性の低下を招いてしまいます。
適度な全身運動を定期的に行いましょう。
Q
坐骨神経痛の予防で接骨院・整骨院に行っても大丈夫ですか？
A
はい。
筋肉の緊張をゆるめる施術や、バランスを整えるような施術を受けることで、坐骨神経痛の予防を期待できます。
院長
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