安静
寝違え
寝違えを繰り返すその根本原因とは?
朝、目が覚めたとき首や肩まわりが痛む「寝違え」にお悩みではありませんか?
寝違えは、痛みで首を動かしづらくなるため、日常生活の支障にもなってしまいます。
「よくある寝違えだから」と放置されている方は多いかもしれません。
対処を怠ることで、痛みがある状態が長引いてしまう可能性があります。
寝違えの内容をしっかり理解して、適切な処置を行うことが大事です。
こちらのページでは、
寝違えの原因や特徴、セルフケアの方法をご紹介しています。
予防法も記載してありますので、寝違えを繰り返す方もぜひご参照ください。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
寝違えとは?症状・特徴について
symptoms
首を寝違えてしまうと、仕事や家事など日常生活で不便を感じる場合もあります。
正しい対処や予防が行えるよう、寝違えの原因と症状を確認していきましょう。
寝違えの症状について
原因についてみていく前に、まずは寝違えの仕組みや特徴を理解しておきましょう。
寝違えとは
眠っていて目が覚めたとき、首まわりに痛みや動かしにくさが生じたものを「寝違え」と呼びます。
首だけではなく、肩や背中まで症状が広がる場合もあります。
なぜ寝違えが起こるのか、詳しいメカニズムは分かっていません。
しかし、画像検査で骨や関節に異常がみられない点からは、首周辺の筋肉を痛めて炎症を起こしたり、局所的に血行が悪くなったりした状態だと考えられています。
症状の変化
起きてすぐのときは、痛みや動かしにくさが強く出やすいです。
しかし、時間の経過とともに症状は徐々に改善し、数日から1週間程度で通常の状態まで回復することが一般的です。
※重度の寝違えでは1ヶ月ほどかかる場合もあります。
寝違えの症状
痛み
首の後ろ側から肩にかけての痛みが、寝違えのおもな症状です。
首の片側が痛む場合もあれば、両側に症状がみられる場合もあります。
しびれ
痛みで筋肉が強く緊張し周辺の神経が圧迫されることで、首や肩にしびれを感じる方がいらっしゃいます。
腫れ・熱感
炎症が強く出ている方では、患部周辺が腫れて熱を持つケースがあります。
寝違えを発症してから時間経過が浅いと、比較的腫れや熱感がでやすい傾向にあります。
可動域の制限
寝違えた場合、痛みによって首を動かしずらくなってしまうことがあります。
痛めた箇所によって「後ろを振り向けない」「頭を上下や横に倒せない」など、制限される動きは変わります。
寝違えの原因
Cause
寝違えの原因
Cause
寝違えのメカニズムは解明されていません。
しかし、次に挙げるような要因が寝違えに深く関わっていると考えられています。
寝ているときの姿勢
不自然な姿勢で寝ることが、寝違えのおもな原因として考えられています。
長い時間首が大きく傾いていたり、ひねられたりすることで、筋肉の損傷や血行不良を起こしてしまうのです。
ソファや床の上など、ベッド以外の場所で寝ることにより、首に負担がかかりやすくなっています。
また、寝返りの回数の減少が、寝違えを起こすリスクを高めてしまうとされています。
人は、睡眠中に20〜30回ほど寝返りをうつことで身体の一部に負担がかかり続けることを防止しています。
その寝返りの頻度が減少してしまうと、どこかしらに局所的な負荷がかかってしまい、寝違えにつながります。
寝返りが減ってしまう要因には、「枕の高さ(高すぎる・低すぎる)」「寝具の硬さ(やわらかい⇨身体が沈んでしまう)」などが挙げられます。
日々の不良姿勢
日常的にスマホを多く使用したりデスクワークをしたりする方に、猫背などの不良姿勢がよくみられます。
猫背のような不良姿勢は、顔が正常の位置よりも前に出てしまうことで首・肩・肩甲骨まわりへ負担がかかりやすくなってしまいます。
この負担によって、首周辺の筋肉が緊張してしまうことで寝違えの要因となってしまいます。
スマホやデスクワークで猫背(顔や肩を前に出したような姿勢)になっている方は、首・肩甲骨周辺の緊張を強めてしまいます。
首まわりの筋肉が硬くなっていると、日々の動作によっても筋線維を伸ばして痛めやすくなります。
身体を冷やすと血管が収縮し、血行の悪化を招いてしまいます。
とくに首・肩まわりが冷え、筋肉が固まると寝違えのリスクが高まります。
冬場はもちろん、夏場も扇風機やエアコンの風で身体が冷えてしまう可能性があります。
運動不足・過度な運動
運動不足は、筋肉の機能低下を招く要因の1つとされています。
人の身体機能は、使わない期間が長く続くと筋力や柔軟性が低下し衰えていってしまうのです。
そのため、日々の仕事や家事などで運動をする時間がないという方は、身体の機能が低下し寝違えの発症も高まると考えられます。
また、激しいスポーツや力仕事を日常的に行っていると、運動による疲労や負荷が身体に溜まってしまいます。
それによって、身体に緊張をもたらし寝違えにもつながります。
深酒
一見、関わりがないようにも思えますが、寝違えの原因には内臓機能の低下も影響しているという考え方もあります。
例えば、深酒をすることでアルコール分解のために肝臓を酷使してしまい、肝臓を疲弊させてしまいます。
この肝臓は背中や肩まわりの筋肉とつながっており、肝臓の疲労によって背中・肩まわりを緊張させてしまうのです。
この筋緊張がある状態で、何らかの刺激によって寝違えが発症する可能性があります。
また、アルコール摂取によって利尿作用が働くことで、軽い脱水状態となり血液の循環不良を招くとされています。
それによって、首まわりの動きも悪くなり寝違えにつながります。
寝違えの類似症状
similar symptoms
寝違えの類似症状
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類似症状の例
頚椎の病気
頚椎の変性(骨棘の形成、靭帯の肥厚など)から神経が刺激されて起こる「頚椎症」や、椎間板の一部が後方に飛び出し神経を圧迫する「頚椎椎間板ヘルニア」などが挙げられます。
脊髄腫瘍
脊髄内にできた腫瘍により、脊髄や神経根(脊髄から枝分かれした神経)が圧迫されて起こる病気です。
関節リウマチ
関節に炎症や腫れをともなう病気です。
通常の寝違えであれば、時間の経過とともに症状は改善していきます。
しかし「時間が経過しても状態が変わらない・悪化する」「しびれが強く出る」など何か異変がありましたら、速やかに医療機関に行きましょう。
症状に対する施術のご案内
reccomend
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
寝違えの対処法
APPROACH
寝違えの対処法
APPROACH
寝違えが発症した直後は、患部に炎症がみられることがあります。
その状態で無理して動かすと、症状が悪化する可能性もあるでしょう。
急性期・慢性期の症状に合わせた処置を行うようにしましょう。
こちらでは、自身で行える寝違えの対処法をご紹介します。
寝違えを発症した直後は、痛みが出る動作は避けて安静にしましょう。
無理に改善しようと動かしてしまうと、かえって炎症が強くなり症状が強く出てしまう場合もあります。
そのため無理な動きやストレッチは避けましょう。
また、首にタオルなどを巻き軽く固定することで首への負担軽減をすることが期待できます。
冷却
患部に熱を感じるようであれば冷やすことも症状軽減において有効とされています。
保冷剤をタオルに巻いたものや氷水を入れたひょうのうなどで、15分を目安に患部を冷やしてみましょう。
冷やしすぎはかえって凍傷などを引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
湿布
痛みが強かったり熱感を覚えるようであれば、湿布の使用も効果的です。
湿布には消炎鎮痛作用があり、痛みや炎症の抑制効果が期待できます。
温める
発症から数日経過し首のはり感や動かしづらさが残っているようであれば、患部を温めることが有効とされています。
首・肩まわりを温めることで患部周辺の筋緊張がほぐれ、可動域の改善が期待できます。
適度に動かす・ストレッチ
安静にしている時間が長くなると、筋肉の柔軟性低下や可動制限につながるため、なるべく早い段階から患部を動かすことが大切です。
痛みや腫れが引いてきたら、痛みを感じない程度に首や肩まわりのストレッチを行うとよいでしょう。
身体がジワジワと伸びる感覚を意識して、ゆっくりと患部周辺を動かすようにしましょう。
寝違えの予防法
PREVENTION
寝違えの予防法
PREVENTION
症状への対処法ももちろん大切ですが、何よりも症状を発生させないことが一番です。
こちらでは寝違えの予防法についてご紹介いたします。
ストレッチ
日々の習慣として、入浴後や就寝前などに首や肩・肩甲骨まわりをストレッチを行うとよいでしょう。
ストレッチによって、身体の柔軟性を高めることが症状の発生リスク軽減につながります。
寝違えにおすすめのストレッチは次の通りです。
肩まわりのストレッチ
・身体の前側で、左右の肘をつけます
・肘をつけたまま両腕をいけるところまで上にあげていき、わきの下の筋肉を伸ばしましょう
・30秒2セットが目安に行いましょう
※左右の肘がつかない場合は、肘の間にタオルを挟んでも構いません。
▼ストレッチ動画
肩甲骨のストレッチ
・頭の上で左右の手の甲を合わせます
・手のひらを内側に向けながら肘を曲げていきます
(胸を張り、肩甲骨を内側に寄せるイメージ)
・「頭の上で手の甲を合わせる⇨手のひらを内側に向けて肘をおろす」を交互に1分間ほどゆっくり繰り返します
▼ストレッチ動画
寝具の調整
朝起きたときに首や肩、背中まわりに疲れやはり感があるようであれば枕を見直すこともよいでしょう。
就寝時に使用する枕の高さが適切でないと、首の緊張が高まり寝違えの発症リスクが高まるとされています。
理想は、スムーズに寝返りが打てる高さです。
また、寝返りをスムーズに行うためにはマットレスもとても大切です。
睡眠中の姿勢が立っているときの姿勢のように、自然な状態であることが理想です。
最近では、寝具を専門的に取り扱うお店も増えてきているので一度訪ねてみるのもよいでしょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
寝違えの原因は何がありますか?
睡眠中の不自然な姿勢、寝返りの減少(身体にあわない寝具、過度な飲酒)、首肩まわりの柔軟性の低下などが挙げられます。
寝違えのおもな症状は何ですか?
首の痛み・動かしにくさ、触ったときの熱感などが挙げられます。
寝違えに対して接骨院・整骨院ではどのような施術を行いますか?
患部の状態にあわせて冷却や手技、電気療法、鍼灸などを行い、症状の早期改善を目指します。
寝違えは身体がどのような状態になっているのですか?
首や肩まわりの筋肉を損傷して炎症を起こした状態、血行が悪化して局所的にしこりができた状態などが考えられています。
(メカニズムは不明です)
医療機関に行ったほうが良い症状はありますか?
安静にしても痛みが緩和しない(悪化する)、腕や手に強いしびれがあるなど、異変がありましたら一度医療機関にご相談ください。
寝違えは放っておいても大丈夫ですか?
時間の経過とともに自然に改善することがほとんどです。
しかし、施術を受けていたほうが、症状の早期改善を期待できます。
寝違えで首を動かせない場合はどうすればいいですか?
腕を後ろに引くようなストレッチで首の可動域が広がる場合があります。
しかし、痛みが強い場合は無理をしないでください。
予防としても接骨院に行って大丈夫でしょうか?
はい。
自費での施術になりますが、筋肉の緊張をゆるめたり、姿勢を改善したりする施術で寝違えの予防が期待できます。
枕の高さや硬さは寝違えにどのような影響を与えますか?
高さがあっていない場合、睡眠中に不自然な姿勢をとりやすくなります。
また、やわらかい枕は、寝返りの妨げとなる場合があります。
どのような点に気をつけて枕を選べば良いですか?
横向きになっても首が傾かない高さ、頭が沈まずスムーズに寝返りがうてる硬さのものを選ぶようにしてください。